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「蓮姫」
~蓮姫~番外編

暁人side 万年蝋の姫 ~【序】~

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※本編を読んでからご覧ください!

<追加分>
本編の第十一章あたりから第十二章くらいまでの間のお話です。
皇眞が眠りから覚めていない時期になります。
内容がわからないかたは本編を読んで頂くとわかると思います。






【序】

 女なんて嫌いだ。
 野蛮で、自分のことしか考えていなくて、やけに厚かましく接してくる。 かっこいいという分類に入る男ならやかましいくらいに引っ付いてくるのに、そうじゃない男には冷たい。
 かっこいい、という分類に入りたくて入ってるわけじゃない。 父親と母親に文句を言いたい。
 不幸の中の不幸が重なり―――暁人が大の女嫌いになったのは、三人いる姉と下の妹のせいでもある。上から、梓、瀬名、紀代、美和だ。

 その三番目に挟まれる形となった暁人は今、自身の中での人生を揺るがす大問題に直面していた。
 「暁人様、そろそろお考えになったほうがよろしいのでは? 身を固めないと、面倒な縁談が沢山来る羽目にになってしまいます」
「煩い! もう来てんだよ!」
使用人の筆頭である泉の言葉にため息まじりに悪態をつきながら、暁人は頭をがしがしと掻いた。
 暁人は、女嫌いが祟って今までに本気で女というものを好きになったことがない。 父やら何やらの勧めで、恋愛というものは、人通りはしてきたが、最後には結局うまくはいかない。 そんな先の見えた冷めた恋愛しかしてこなかったし、その先の結婚などというものは考えたことがない。
 そして、今になって当主になり―――時期当主を血族から出す役目を背負う暁人には結婚というレールを必ず歩かなければいけないのだ。
 それが、どんなに嫌でも。
 今、烏摩(からすま)家には面白いくらいに縁談の話が舞い込んできている。 それは年頃になった姉や……妹までにも来ているが、一番暁人宛のものが多かった。
 みんな、目的は一緒である。 金や地位や、権力やら。 
 「ぜってえ、婚約なんてしたくねェけど……するんなら、こんな手紙の奴らじゃなくて自分で決めた奴にするさ」
縁談の話が入った封筒をひらひらさせて、暁人はため息をつく。

 「暁人様! どこに行くんですか!!」

 立ち上がった暁人は縁談話から逃げるように言った。
 「息抜き。 皇宮に、主上の補佐にいかないとな」
もっともらしいことを言って、―――何も考えずに済む皇宮に行きたかった。 あそこは唯一、信頼のおける仲間が集まる場所だ。 安心もできるし、息抜きもできる。
 皇帝がいれば泉だって口出しはできないし、今はある理由で皇宮に行っても怪しまれない。
 「じゃ、行ってくる」

 逃げるように本家を出て、暁人は皇宮へと足を運ばせた。










ハナコトバ <万年蝋(ローズマリー)>……静かな力強さ、私を思って
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